2015年12月27日日曜日

真空管エフェクター、製作開始

 しばらく製作はしないと言ったな。あれは嘘だ☆

 さあ、どうも。ということで、実はかなり前に筐体に穴開けだけを済ませていた真空管エフェクターの配線を始めました……が、ここで凡ミス。何と自分用のメモに書いてあったコンデンサの容量、一つを除いて全てnFで書いてありました。μFは一つだけ。これによって私は、頭を捻りながら両極性の47μFのコンデンサ2つと10μFのコンデンサを用意してしまいました。実際に必要なのは0.047μFと0.01μFでした。なんというミス。

何とすっきりした作業風景なのでしょう!

 右のがそれです。そうして中央がハンダ、左がはんだこて。これだけしか使っていません。線材?あぁ、買わないとなぁ……。

 今日はそれだけです。明日コンデンサを買い直して、年明けまでには作らないと、ですね。頑張ります。

2015年12月24日木曜日

ものづくり、少し休止

 どうも、クリスマスイブですね。私はしっかり煮込んだ牛肉と鶏肉を作って、教会のミサから帰ってから食べました。後はケーキを焼いてあります。ふーでです。

 さて、実は少しだけものづくりを休止します。いや、ネタが尽きただけなのですが、材料不足や忙しいのもあって、年始ちょっとまできっと休止でしょう。それの報告に来ました。

 後色々と実はネタを控えてあるのですが、記事を書くのがちょっと億劫になっているのです。個々を乗り越えれば更新率はぐっと上がるでしょうから、しばしお待ち下さい。では、良いお年を。

2015年12月21日月曜日

モバイルバッテリ購入。レビュー。

 どうも。何だかんだでなかなか更新出来なくて申し訳ありません。

 で、久しぶりの更新に何をするんだって、実は私の行動範囲が拡大した事を知らせたいのと同時に、商品レビューをば。何を買ったかと言いますと、満を持して私も遂にモバイルバッテリを購入したのであります!

EasyAcc社製のPB10000CFです。その名の通り容量は10,000mAh。USBポートを2つ兼ね備えていて、最大2.4Aでの高速充電が可能な代物です。それで何と2,000円を切っています(送料別)。

 どうして急にそんなものの購入を踏み切ったのかというと、実は最近になって私はモバイルルータを持ち歩くようになって、出先での暇つぶしが絵か本かと言った所に多くの選択肢を投入することになったのです。そこで自然とiPod touch(私は携帯端末とiPodを持ち歩いている)を使用する事が増え、充電が持たなくなりました。
 それにモバイルルータ自体も連続で半日以上稼働するには無理があり、結局電池が持たないのです。それに不便を感じての購入でした。

EasyAcc社製、PB10000CF。箱はこんな感じ。

本体。黒を基調としてアクセントにオレンジがついている。Smart何たらを導入しており、充電する何かを繋げば自動で給電が始まり、接続を切れば自動で電源が切れる仕様になっている。さすだけで良い。

裏面。少しだけ擦り傷がついてしまいました。本当に必要な物以外がなく、すっきりしたデザインとなっています。

筆者のiPod touchとの比較。本体はH W Dが170 104 22。対してiPod touchが110 61.8 8.5であるので、見ての通り重ねては持ち歩けません。しかしこれでもこの容量では小型な方らしい。

横から。

 ちなみにバッテリの重量は281g。ipod touchのおよそ2倍。けれどやはりこれも軽い方らしいです。iPod touchが115gなので、合わせておよそ400g。まあ、ペットボトル1本分くらいですね。

 で、肝心の使用感はと言うと、悪く無いです。iPod touchの充電が、例えばTwitterを起動しながら音楽を聴いているとおよそ3時間で切れてしまうのが、何と1時間弱で(表示上は)100%充電になる。実際はもっと時間が必要でしょうが、8回程は満タンにできました。ルータと一緒に時々充電するくらいならば、筆者は3日はモバイルバッテリが持ちました。

 入門には良いとの声もあり、容量も十分です。携帯がiPhoneの方など、私と違ってルータが必要ないならば、5日程度は持つのではないのでしょうか。

2015年12月8日火曜日

高価なシステムの単純な欠陥

 どうも、ふーでです。先日友人から「アンプを修理してくれ」と依頼がありまして、簡素なビニール袋に入れられたヘッドフォンアンプとUSB-DACが手渡されました。が、しかし。家に帰って開けてみれば、そんな簡単なものではなかったのです。

手渡されたシステム。見た目からしてヤバい。

 これ、イタリアのCarot One社というミニマム・ハイエンド・ブランドで、左側は据え置き型プリ/ヘッドフォンアンプ「FABRIZIOLO EX」。
 これはFABRIZIOLOという据え置き型のプリ/ヘッドフォンアンプのパーツを高音質パーツに差し替え、日本で真空管のバイアス調整をしたエクスクルーシヴ・エディションと呼ばれるものです。その証拠に、真空管の周りにヘアライン仕上げのシルバーリングがあるのです。およそ\35,800。

 それに右側はプリアンプ機能付きUSB DAC「PACOLO」。\39,800程度。

 何と両方合わせておよそ\75,600程。私はこんなもの触れたこともない……と恐る恐る修理に。ちなみに、これは修理後の写真です。

電源を入れるとFABRIZIOLO EXは真空管をLEDが照らす。個人的には真空管はヴィンテージと思っているのでこういう新しいデザインはちょっと……と思ってしまう。(が、コストから試作は現行型を使う。)


 それで開けずに一つ分かったのは、FABRIZIOLO EXの真空管保護用のアクリルがもう取れていたという事です。抜いたら底部分は接着剤で接着されていた形跡がありました。そうしてとりあえずと言って真空管を手元にあった元から入っていたものと同型のJJ製のECC802Sと交換したら音が出ました。びっくりするほど簡単な事で、球がダメになっていただけの話だったのですね。これは開けずに修理できてちょっと安心しました。その後アクリルサンデーで保護カバーの接着をして一台完了。


 次にPACOLOですが、こいつは電源が入らない。色々試してみましたが、結局開ける羽目に。まあ保証切れているし最悪の場合聞こえないんだから壊れても良いなんて言っていたので恐る恐る分解。内部の写真は撮っていませんが、こいつは電源ジャックに不良がありました。足が折れていたのです。何がどうしたらそうなるのかは知りませんが、とにかく手元にあった同規格のものと交換したら動きました。

 材料費は真空管入れておよそ\1,890。何と安いのでしょうか。友人には材料費だけ請求したら、泣いて喜んでいました。(誇張)

FABRIZIOLO EX。ついでに表面をアルコールで綺麗にしました。

PACOLO。この表示、解説書無いのでよくわからなかったのです。


 実は修理してちょっとだけ音を聴きましたが、あまりわからなかったという……。私は耳が弱いのでしょうか。確かに変わったと言えば変わりましたが、あまり劇的な変化は感じませんでしたね。しかし、まあ、何となく場が広がるというか。正直組み合わせに左右される機材でした。微妙、といいますか。PACOLOは変わるというよりこれも聴いて分かるものではありませんでした……。

 以上、修復でした。これを会社に送ると一体いくら請求されるのでしょう。簡単な工作ができるだけでこんな事にも使えます。もちろんもっと日常的なものの修理もできますよ。家電だって見られますし。ただ、メーカ保証を捨てないといけませんね。

2015年12月7日月曜日

慌てると間違える。

 どうも、最近全然更新していなかったふーでです。色々ありました。

 まず最初に、やはり手軽に写真が撮れないと写真をアップロード出来ず、どうも写真が無いと記事を書きづらいというか、そういうところがあって少し渋ってしまいます。

 それで、まあネタは少しあるのですがこれは写真付きでと思っているので割とどうでも良い事を。

 前回次回予告と言って出した部品に不備があって、コンデンサ4つのうち4つが間違えていました。驚き。

 3つは単位の誤記。nFのところをμFと記入していました。かなり違います。もう一つは無極性電解コンデンサを用意してしまったところ。どうして無極性なんて買ってきたのでしょう……。甚だ疑問です。まあ最後のものに至ってはまだ良いですが、μとnは10^3ぶんだけ大きさが違いますからね。1cmを1mと書き間違えるようなものです。いや、だいぶ違いますよ。

 以上、どうでも良い話でした。これからこんな話ばかりだろうなぁ。

2015年12月1日火曜日

フーデリッヒの電子工作入門(予告)

 さて、こんにちは。ふーでです。

 いくら秋葉原まで近いと言っても、私は遅くまで家に帰れないのでどのみち休日でないといけないのに、計画段階で必要な物は増えたり減ったり。毎日通いたいくらいですよ。

 ということで、タイトルの通り、電子工作を始めたばかりの人、もしくはこれからちょっと始めてみたいなって人のために簡単な電子工作入門をシリーズとして作ろうと思うのですが、必要性の有無が分かりません。それにそんなもの、書籍やサイトだってたくさんあります。
 なので、私は実例を元にして、それの原理を説明する形で基本的な回路を実際に組み立ててもらおうと思うのです。だから歴史とか数式とか、そういうのは基本的に触れずに行こうと思うのですよ。

 で、です。前回電子ロウソクをやって思ったことが、こういった物は部品が購入出来れば簡単にできますね。前回は写しませんでしたが、次回からユニバーサル基板を使って、実体配線図まで描いていこうと思います。

 しかしまあ、需要の有無が問題ですね。少しだけ考えさせてください。


 それとは関係ありませんが、次回近くの予告をちょっとだけ。いや、しばらく後になるかも……。


次回予告。


 それでは、また。

今後の計画(直近)

 最近写真入りの記事ばかり書いているからどうにも写真が無いと物足りないであろうと思いつつも、今日はネタが無いので文字だけで簡単な記事をと思いまして。

 さて、まず最初にすべきは父親に頼まれたギター・エフェクター2つです。12AU7を使ったValve Casterと、トレモロ・エフェクターです。エフェクターは回路が簡単なのでこれに関しては特に問題はありません。

 それの他にすべきなのは販売を考えた真空管アンプです。大型の物はどうしても高額になってしまうので、YAHAアンプか、HyCAAをもとにした回路かを考えて、これのレイアウトを起こして生基板に加工して……って感じですね。これらは一応予定では基板だけ、基板と部品のキット、基板と部品に真空管とソケット、ケースまで一式になったキットと、完成品の4パターンを予定していますが、あまりに厳しいようなら基板だけと基板と部品、完成品だけとなりますかね。
 それとは別にUSBDACを積んだバージョンを作って、出来るのならばUSB給電のYAHAをなんて考えましたが次の瞬間には否定していました。

 これくらいですかね……。後は思いつき次第細かい工作を、といった感じです。あ、モーターは忘れていませんよ。ちゃんと覚えています。大丈夫です。動画もこれから少しずつ使うかもしれませんんね。Youtubeのアカウントを是非よろしくお願いします。ではでは。

2015年11月30日月曜日

軽い工作 “電子ロウソク”

 どうも、ご無沙汰なふーでです。ロシア帰りです。頭痛と軽い吐き気に見舞われています。寝不足と疲労です。ダメです。

 さて、今日は軽く工作をしようと思いまして、というのもサークルでクリスマスに何か作って来いと言われ、何も思いつかないので軽く物を作ってみようと思った次第なのです。

じゃーん。愛用しているこて、goot社の温度固定式はんだこて PX-238(70W)。


しかしやはり先端が酷い事に。


ということで交換。熱で色が最早恐ろしい事になった。ついでに次のこて先は細い。


用意した部品。マイクロインダクタ220μH、DC/DCコンバータIC:HT7750、三端子LEDキャンドルIC:CDT3460、ダイオード、電解コンデンサ10μF、抵抗680Ω、LED、拡散キャップ。これだけでLEDキャンドルを作る。

一気に飛ばして完成の図。CDT3460は一つではやはりキャンドルっぽくない点滅。

 予想以上に単純な光り方。やはりこれはコンデンサの定数を少し大きくするか、キャンドルICを2つ3つ使うという方法を取って少しなめらかにした方がよいのでしょうか。

 まあ、一応この回路の回路図を置いておきますね。
ちょっと見にくかったらごめんなさい。

本日は以上です。

2015年11月27日金曜日

学内コンテスト大勝利の巻。

 こんばんは、ちょっと更新が滞ったふーでです。言い訳をするならば、ブログ用の画像を撮るのが面倒なのですよ。私はスマホなるものを持っておらず、写真を撮るのに一々カメラを出してこなければなりません。それが少し億劫でして。

 閑話休題。学祭に際して学内でものづくりのコンテストが開催されたのが今月の頭、先日その表彰がありました。一般公募で決定されたもので、私は総合では全く入賞しませんでしたが、電子工作部門は表彰台をほぼ独占し、特別枠も貰いました。

電子工作部門ですが、名称が微妙に違っています。大賞、優秀賞、努力賞を受賞しました。優秀賞は2人の枠がありましたが、私は1つです。それはそうですね。

特別枠。これは意外でした。

副賞。これは予想外でした。中身はQuoカード。

 こういう訳ですが、今回私が出品したのは計7点で、うち6点が受賞しました。自分でも予想以上の事で、これは身に余る光栄です。これまでこのコンテストではここまで出品した人がいなかったためにこれだけの事が許されたのですが、”次回からは点数制限つけようかなー”と偉い人は言っていました。私に。

 さて、ここで私が出品した物の写真でもと思ったのですが、実はそれらの写真は撮っていないのです。しかし作品は名前の通りで、何となくおわかりでしょう。

 副賞ですが、特別枠と努力賞が2,000円、優秀賞が3,000円、大賞が5,000円で合計16,000円も頂いてしまったのです。これは総合での大賞より上との話があり、これには驚かざるを得ませんでした。

 以上、ちょっと自慢みたいになった報告でした。

2015年11月25日水曜日

EagleとかいうCAD

 どうも、更新がおっそいふーでです。CADと戦っていました。

 高校時代から私はEagleで回路設計をしていたのですが、最近私の回路図が悪いのかエラーが出ていないのに自動配線がおかしいのです。しかも部品点数が多いと置き直すので一苦労という……。もうここまできたらいっそパターン図はパターン図で作った方が早いんじゃないかと思い始めてきました。
 確かに便利ですよ。例えばネットの上にある回路図は分かるけどパターンに起こせないなどと言った時には便利ですが、こうして自動配線に失敗することを考えるとどうにも信用しきれませんね。まあ私のやり方が悪いのかもしれませんが。

 そこから派生して少し関係の無い話でもしましょうか。

 自動化の進んだこの世界に生きていると、どうしても機械というものの精度が非常に高いと錯覚してしまうのです。確かに精度は高いので錯覚するというのはおかしな言い方なのかもしれません。しかしどんなに精度の良い機械でも、結局は人間の手によって制御されているのです。もっと言えばその精度を作っているのは人間だということです。

 機械は意思を持ちません。よって、人間の出した命令を忠実に再現しようとします。時々翻訳を間違えたり、ちょっと無理しちゃったりしますが、どこまでも従順で、自己保身すらも後回しにすることすら多々ありますね。
 そんな機械を全面的に信用すると、彼らが間違えた解釈をしたことに気付けないのです。常に物事は疑う事から入るべきだというお話でした。

 あ、私は未だにEagleで電源系を管理するのが下手です。今日はこれだけ。ではまた。

2015年11月23日月曜日

HP-A3、お前の本気はそんなものじゃないだろう!(聴き比べ)

 こんばんは、ちょっと更新していなかったふーでです。

 本日は家で使っているFOSTEX社製のUSB-DAC付きヘッドフォン・アンプ、HP-A3をちょっといじってみようと思った次第です。

 というのも、このHP-A3、蓋を開けて中を見てみるとなんと、オペアンプという部品が差し替えできるようになっているのです。
FOSTEX社製HP-A3の内部。

この右側、2本のコンデンサの左にあるのがオペアンプ。ソケットにささっているので簡単に差し替えができる。

 ところで、この製品、当然ながら蓋を開ければ保証対象外となります。まあ今更どうでもよいのですがね。
 このオペアンプを変えれば音が変わります。しかし毎回電源を切ってオペアンプを差し替えてなんて操作をしていれば音を忘れて比較どころではないので、今回はそれらを録音しました。

録音の様子。猫が興味深そうに見つめている。


 今回は、PC→FURUTECH GT2 USB B Type→FOSTEX HP-A3→Ortofon 6NX-MPR 30→SONY ICD-PX440という経路で録音しています。ICD-PX440にささっているのは音量確認用に私が使っているイヤホンです。

 使用したオペアンプは以前の記事で紹介したOP275GP,LME49720NA,NJM2114DDの2回路入りのオペアンプ3つです。

 さて、で、それらを録音したのが以下の動画です。





聴き比べ動画。ぜひぜひ。



 そう、お気づきでしょうか。今回は何と1回路のオペアンプ、LM308Hにも参加してもらいました。しかし1回路では音が片方しか出ません。そこで変換基板です。

足の折れたLM308H

 しかし、片方がソケットに上手くはまらず足を一本折ってしまいました。まずい……このままでは一番の目玉企画が潰れてしまう!
 それを阻止するため、私は頑張って足をハンダ付けしてなんとか変換基板に突っ込みました。

変換基板に突っ込まれたLM308Hロボ姉妹頭部。仰々しい。

  
ハンダ付けされた足。何ら違和感はない。

 それをHP-A3に入れると……。

背が高い!大きい!

 当然、変換基板は大きかったのです。それに足がささりきらなかった……。高さ制限もアウトでした。

高さ制限に引っかかるLM308H。当たり前。

 で、仕方なく開きっぱなしで視聴しました。個人的にはLM308Hが一番音が良かった。悲しい。しかし次点のLME49720NA君にレギュラーの座を譲りました。

 個人的な感覚で評価をするのも良いですが、こういうのは極力体感できるようにしたいですね。しかし実際動画を見ても全然分からないふーででした。

2015年11月21日土曜日

不思議なモーター2つ

 こんにちは、ちょっと更新をサボったふーでです。

 さて、題名にもある通り、我が家から2つの謎のモーターが発見されました。両方とも絶対におかしいとしか思えないようなモーターです。両方ともシャフト径は2mmで、黒い方は明らかに発熱しそうな印象。
仲良く並ぶ恐ろしいモータ。3Vを印加したらどちらも恐ろしい音を出して高速回転した。しかも熱い。

緑の方。裏を見ると放熱用か穴が空いている。

黒いモータ。裏が思い切り削られている。こちらのほうが発熱はひどかった。

ちなみに黒いモータの裏にはYAMIYA JAPANの刻印が。本当にタミヤ製だろうか?

大きさの比較。たまたま手元にあったモータと比較してみる。

 次はこれらのモータにタイカのラムダゲルシートを乗せ、ヒートシンクを装備して、色々と装備して実際に利用してみようと思います。計画ばかりが増えてゆく……。本日は以上です。

2015年11月18日水曜日

ちょっとした失敗談

 さて、今日は(写真はありませんが)先日発表したアンプの部品を実装していました。真空管の足はMT9ピンなので9本あって、真空管を下から見て右上から時計回りに1,2,3,4,5……となっているのですが、何と私は自分用のメモに真空管の足の絵を描いて、左上に1,右上に9と書いてあったのです。足が逆だったのですね。
 それで壮絶な空中配線によって部品実装を終え、とても省スペースになって満足したところで電源装置を繋げました。そうすると当然電流が流れませんね。焦りましたよ。

 結局部品は全て外しました。3時間の格闘は無駄に終わったのです。しかし学んだ事はあります。


 皆さんは無いでしょうが、データシートはしっかりと確認しましょうね。今回の私のような凡ミスで高級な部品を壊してしまう事などきっとざらにありますよ。ICなんかはすぐ壊れるので、過電流で何千年もする部品が一瞬にしてゴミになったなんて言ったら悲しいですからね。
 まあ、これはこれで真空管の良いところです。多少は大丈夫なのですから。

 余談になりますが、FOSTEX社製のHP-A3はどうやらオペアンプがソケット式のようですね。どうせオペアンプロボなんか作るくらいあるのですから、次回は差し替えをやってみようと思います。しかし主観的な感想だけでは参考にもならないし、実際自分でも音を聴いて電源を切ってIC差し替えて電源入れて……だなんてやっているうちに前の音を忘れてしまいます。

 そこでICレコーダーです。私は2台持っているのですが、そのうち片方はAudio Inで録音ができます。同じ音量で全て録音して、まとめてYoutubeにでもアップロードしましょう。評価は皆さんにお任せします。では、乞うご期待。

2015年11月16日月曜日

材料調達完了!――オペアンプロボは猫に勝てない?――

「やあ、僕はLM308H+αロボだよ。」



猫「やあ(スッ)」
ロボ「だ、誰だお前は!」



猫「フーッ!」
ロボ「うわああぁぁ!やめろおおぉぉ!」



ロボ「腕があぁぁ!」
LM308H+βロボ「やあ、僕はLM308H+βロボだよ。」



ロボ「さあ、逆襲だ!」



猫「参りました。」
オペアンプ達「どうだ!見たか!」
12AU7「はいはい連行しますからねー。」



…ということで、今回出演してくれたのは以下の子達です。
オペアンプ達「やっほー!」

見えにくいですがOP275GP。初のバトラーアンプ型フロントエンドアンプです。2回路。

これも見えにくいですがOP27G。低ノイズ高速高精度オペアンプ。確か1回路。

LME49720NA。2回路入超低ひずみオーディオ用オペアンプ。

今回の目玉。背高のLM308H。まさかのCAN型。どうやら初期のRATに使用されていたらしいですが、在庫が少なくなっているようです。

有名所、NJM2114DD。2回路入り低ノイズオペアンプ。

また見にくい。NE5534Pです。低ノイズ高速の5532の1回路版ですが、実はこいつ、位相補償の量に違いがあり、外部位相補償回路を組まなければいけません。といっても5番ピンと8番ピンの間におよそ22pFのコンデンサを入れてやれば大丈夫です。データシートはちゃんと読みましょうね。

今回の最も読めない写真。印刷が薄いんですよ(言い訳)。
OP37Gです。低ノイズ高速高精度オペアンプです。

最後にLMC60。1回路詳細不明のオペアンプです。


 さてさてここまでは茶番でしたが、いよいよYAHAアンプ1号機の開発に取り組みます。このブログを立ち上げてからの1号機です。今回使用する部品はたったこれだけ、以下の部品です。


 真空管は再びのPCC85、一応オペアンプは4556を使います。以下は構想図です。




 ぐっちゃぐちゃですね。見せる予定ではありませんでしたから、本当に考えついたように書きました。天才のノートは汚いとか。まあただ汚ければ良いだけの話ではないでしょうが。


 これ、実体配線図(仮)です。実際に組み合わせてみて、オペアンプや電源を置き直しますが何となくの配置はこんな感じです。各部のシールドはちゃんとやらないといけませんね。

 これからはこれを形にしていこうと思います。ではでは。