2017年9月30日土曜日

3台目のテルミン

 最後の投稿から一体どれだけの月日が経ったのでしょうか。色々ありましたが、予告通りに進めていきます。

 私はこれまで2台のテルミンを制作してきました。最初のテルミンは2年前のコンテスト用に、次のテルミンは記憶にありませんが、どこかに行ったのでしょうか。何のために制作したかすら覚えていません。そして今回で3台目になります。

 そして、1台目はケースが木材でできており、スピーカと基板等も距離のあまりない設計でした。スピーカもそれなりに重量のあるものを使い、結果として安定した演奏が可能な作品になりました。これの電源はDC9Vのみで、コンセントから変換器を使って入れて来ないといけませんでした。その上2つの波形の周波数の調整は回転式のダイヤルで行い、スイッチと音量のボリュームも分離していました。アンテナは1.2mのロッドアンテナでした。

 そして今回の3台目ですが、ある人のために制作しました。これについて、
・電池でも駆動させたい
・持ち歩けるなら持ち歩きたい
 という要望を受けて、基板は以前成功したもののままで外装を再設計しました。
第1案、スピーカや端子、ネジの位置を含めた概形

最終案、第1案にかみ合わせの要素を追加

 この6枚の2mm厚のアクリル板をレーザーで切断し、接着剤で組み合わせて完成の予定でしたが、見ていただければわかる通り噛み合いません。2回ほどこれに失敗し、ケースを完成させました。何故か完成品の写真はありません。

波形
 持ち運べるということで、9V角型電池用のスナップを外付けで追加し、イヤホン端子も追加し、スピーカも軽量なものにし、1.2mのロッドアンテナは収納して小型にできるようにしましたが、いかんせん不具合が出ました。スイッチ付きボリュームにしたのですが、この音量が8割近くに来るとスピーカが振動して大きな単調な音が出るのです。結局解決できないまま渡してしまいましたが、音量アンテナを付けたモデルも作りたいですね。

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